しろくのガマ
2014年 07月 12日
夕べ、テレビで「となりのトトロ」を放送していた。
何度も観た映画だが、ついつい最後まで観てしまった。
田舎の夜のシーンで蛙の合唱が聞こえてきた。
そういえば我が家の近所には田んぼも池もないので、蛙などトンと見かけない。
蛙嫌いの私には有難い環境ではある。
蛙の合唱を耳にすると必ず思い出すのが、
≪筑波山麓男声合唱団≫・・・男性混声コーラスグループが歌う≪蛙の合唱≫の歌。
子供の頃、けっこう耳にした歌でユーモラスな印象に残る歌だった。
ガマの油で有名な筑波のご当地ソングなんだそうだ。
小さい頃なので、
≪コンダクターはガマガエル ガマはガマでもしろくのガマ≫
という歌詞を、ずっと
≪~~~~~ ガマはガマでも白黒ガマ≫
だと思っていたが正解は「四六のガマ」。
中学生くらいに正解を知ったが、だからといって「四六のガマ」が何なのか知らなかった。
私に好奇心と探究心が足りなかったせいもあるが、この世で一番苦手なのが蛙だからでもある。
大学生になり民俗学など専攻したせいか、口上も勉強(してないけど)することになった。
再び「四六のガマ」にお目に掛かった。
それが口承民俗芸能としての「ガマの油売り」。
香具師が、紙を刀で切りながら独特のダミ声でお決まりの台詞を言う。
一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚……
重なっていく紙を次々に切り、とんでもなくよく切れる刀だと思わせて、
自分の腕を切り、ガマの油を塗って血を止めるというパフォーマンスをする。
もちろん。本当は自分の腕は切らない。
刀の切れない部分で切ったりをして、血糊を傷口のように見せる。
そこに油を塗っていかにも治りました~と見せかける。
そういえば子供の頃、この大道芸を縁日で見たことがある。
あのダミ声での軽妙な台詞回しはワクワクしたものだった。
【山中深く分け入って捕まえましたるこのガマを、四面鏡ばりの箱に入れまする。
ガマは鏡に映るおのが醜い姿を見て驚き、タラ~リタラ~リと脂汗を流す。
これをすきとり柳の小枝にて三、七は21日間、トロ~リトロ~リと煮詰めましたるガマ油。】
けっこうグロイ商品ですな。
そんなもん体に塗りたくないワ。
ようは、ワセリンなんだよね。
だったら日本リーバのバセリン買います。はい。
ちなみに「四六のガマ」とは、前足4本指後ろ足6本指(に見える)ヒキガエル。
実際は両足とも指5本だが、指の付き方が≪パッと見≫でそう見えるだけなんだそうだ。
パッと見で決められて「醜い姿」なんて言われ不憫な気もする。
本当にそう見えるのか確かめる気もないけど、白黒ハッキリつけてあげて欲しいワ。
何度も観た映画だが、ついつい最後まで観てしまった。
田舎の夜のシーンで蛙の合唱が聞こえてきた。
そういえば我が家の近所には田んぼも池もないので、蛙などトンと見かけない。
蛙嫌いの私には有難い環境ではある。
蛙の合唱を耳にすると必ず思い出すのが、
≪筑波山麓男声合唱団≫・・・男性混声コーラスグループが歌う≪蛙の合唱≫の歌。
子供の頃、けっこう耳にした歌でユーモラスな印象に残る歌だった。
ガマの油で有名な筑波のご当地ソングなんだそうだ。
小さい頃なので、
≪コンダクターはガマガエル ガマはガマでもしろくのガマ≫
という歌詞を、ずっと
≪~~~~~ ガマはガマでも白黒ガマ≫
だと思っていたが正解は「四六のガマ」。
中学生くらいに正解を知ったが、だからといって「四六のガマ」が何なのか知らなかった。
私に好奇心と探究心が足りなかったせいもあるが、この世で一番苦手なのが蛙だからでもある。
大学生になり民俗学など専攻したせいか、口上も勉強(してないけど)することになった。
再び「四六のガマ」にお目に掛かった。
それが口承民俗芸能としての「ガマの油売り」。
香具師が、紙を刀で切りながら独特のダミ声でお決まりの台詞を言う。
一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚、八枚が十六枚……
重なっていく紙を次々に切り、とんでもなくよく切れる刀だと思わせて、
自分の腕を切り、ガマの油を塗って血を止めるというパフォーマンスをする。
もちろん。本当は自分の腕は切らない。
刀の切れない部分で切ったりをして、血糊を傷口のように見せる。
そこに油を塗っていかにも治りました~と見せかける。
そういえば子供の頃、この大道芸を縁日で見たことがある。
あのダミ声での軽妙な台詞回しはワクワクしたものだった。
【山中深く分け入って捕まえましたるこのガマを、四面鏡ばりの箱に入れまする。
ガマは鏡に映るおのが醜い姿を見て驚き、タラ~リタラ~リと脂汗を流す。
これをすきとり柳の小枝にて三、七は21日間、トロ~リトロ~リと煮詰めましたるガマ油。】
けっこうグロイ商品ですな。
そんなもん体に塗りたくないワ。
ようは、ワセリンなんだよね。
だったら日本リーバのバセリン買います。はい。
ちなみに「四六のガマ」とは、前足4本指後ろ足6本指(に見える)ヒキガエル。
実際は両足とも指5本だが、指の付き方が≪パッと見≫でそう見えるだけなんだそうだ。
パッと見で決められて「醜い姿」なんて言われ不憫な気もする。
本当にそう見えるのか確かめる気もないけど、白黒ハッキリつけてあげて欲しいワ。
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by oribell
| 2014-07-12 12:03
| 大きな声のひとりごと